ポストデジタル時代の「装飾」とは何を意味するのか?装飾は、過去と同じように私たちの社会に影響を与えているのだろうか?現在、装飾品の生産に関わっているのは誰なのか?装飾品の生産に関わるテクノロジーは、視覚的、そして物質的にはどのようなものなのか?テクノロジーは工芸文化と共存するのか、それとも相容れないものなのか?装飾品の制作過程にテクノロジーを導入することで、重要な美学的哲学を失うことになるのか?装飾(および模様)の役割は、視覚効果を生み出し、人間の感覚に訴えることだけなのか?装飾された建築は、安易な象徴主義に陥ることなく、意味を成すことができるのか?現代的な美学の中で「美しさ」を語ることは、未だ妥当なのだろうか?職人や工芸家の衰退がもたらすものは何か?ポストデジタルの装飾は「反パース的」なものなのか?見るという行為が空間に触れ、体験することと同一視されるにつれ、建物を熟考するための視点という概念は無くなってしまうのか? これらは、この博士課程の研究で提起された主な疑問と問題点であり、思索的な回答をもたらすことを 期待している.
Exhibition design : Ghali Bouayad
Surface : 80 sqm.
Fabrication and materialization : Ghali Bouayad
Budget : undisclosed
Assistance : Go Kuriwaki and Tatsunobu Sasaoka.

Design to reality.





